2007年06月30日

腹痛の症状 原因はいろいろ

腹痛は非常につらいもので、その症状は多種多様です。
キリキリするような症状、鈍い痛さの症状、波のある症状、などと様々ありますが、一言で腹痛と言っても、内臓とはさまざまな臓器の集合体であり、軽い病気から重い病気まで様々です。
よくある腹痛は食べ過ぎ、飲み過ぎを原因とする、胃腸に由来するものが多いと思います。

その多くは数日で自然治癒するものがほとんどだとは思いますが、時に一刻を争うような重病だったり、難病だったりする可能性があります。

また、現代社会において避けることのできない「ストレス」もまた、腹痛の原因となる胃腸の疾患の根本的原因となるケースが多々見られます。この場合、単に腹痛を治すための内科的療法や外科的療法による治療だけではなく、「気持ち」、「心」の部分を根本的に治す、心療が必要になってくることでしょう。

このサイトでは、腹痛の症状とその原因についてまとめてみましたので参考としてください。


腹痛の症状その1
わき腹の激しい痛み、冷や汗、吐き気、嘔吐など

【原因】
 「尿管結石」が疑われます。尿管結石とは、腎臓にできたカルシウムや尿酸の結石が尿管をふさぐ病気で、その症状の多くは片側のみに起こり、激しい痛みとなります。

【対策】
 尿管結石を防ぐには、水分を多くとることが第一に挙げられます。摂取量が1000ml以下だと、尿管結石ができやすいと考えられていることから、2000ml以上の水分摂取が推奨されています。
 そしてバランスのとれた食生活が大事です。プリン体の多いものや、砂糖、塩分、脂肪など、成人病のもととなるようなものの摂りすぎは気を付ける必要あり。一方、多くとるべきは、野菜や果物に多く含まれるクエン酸、食物繊維、マグネシウム、そして牛乳に多く含まれているカルシウムがあげられます。

腹痛の症状その2
何度も便意を催し粘液や血液が混じる下痢と腹痛あるいはトイレに行ってもなかなか便が出ない

【原因】
 「潰瘍性大腸炎」が疑われます。これは、大腸の粘膜に炎症や潰瘍ができるもので、症状のひどい時期と相でない時期と波がありますが慢性化していきます。仕組みとしては、自分の超の壁を自分の免疫が攻撃してしまうものです。

【対策】
 免疫異常の病気であり、原因も不明であるため難病に指定されていますので、間違いなく医師による治療が必要です。
 食事療法や絶食により、大腸に負担をかけないようにすることが一般的であり、早ければ1、2ヵ月で症状が治まります。安部元総理がこの病気を理由に辞職したことでも話題になりました。
 

腹痛の症状その3
下痢、腹痛、発熱、体重の減少、全身のだるさ、めまいなど

【原因】
 「クローン病」の疑いがあります。これも難病に指定されている病気です。クローン病は大腸・小腸の粘膜に、慢性の炎症や潰瘍をひきおこす原因不明の疾患の一つです。
 1932年にニューヨークのマウントサイナイ病院の内科医クローン先生らによって報告された病気で、主として若年層にみられ、口腔から肛門までの消化管のどの部位にも炎症や潰瘍が起こります。特に小腸の末端部に発症することが多く、病変と病変の間に正常部分が存在するのが特徴です。
 原因は諸説あるもののはっきりしていないのが実情です。日本では、人口10万人当たり23.3人いますが、欧米ではその10倍と言われています。

【対策】
 日常生活、食生活に注意することと、薬物療法や外科療法を組み合わせることが予防法となりますが、薬物療法が中心的な対策となります。腸閉塞などの重篤な症状が現れる場合には手術することもあります。

腹痛の症状その4
発作的なみぞおち・右上腹部の痛み、寒気やふるえ、吐き気、発熱、黄疸、高温。あるいは右肩や右背部の痛みなど

【原因】
 「急性胆のう炎」の疑いがあります。これは、細菌感染で胆のうに炎症が起こる病気で、胆石と一緒に起こり、胆石が胆のう出口につまり発症することが多いです。
 胆石そのものは脂っこい食事で起こりやすくなるといわれています。また、女性に多い傾向があり、加齢とともに発症しやすくなります。

【対策】
 治療損物は天敵と抗生剤で行うことが多くなります。、
 症状が軽い場合には、消炎鎮痛薬などで様子を見ることになりますが、胆のうの壁が一定以上の厚さになると、胆のうがんとの区別が難しいことから、摘出手術になる場合もあります。
 日常生活における注意事項は、暴飲暴食を避ける、脂肪の多い食事を控えるほか、ストレスをため込まないようにする必要があります。

腹痛の症状その5
発作的、突発性の激しい腹痛、寒気、ふるえ、黄疸など

【原因】
「胆石症」の疑いがあります。胆石症とは胆のう、総胆管、胆内胆管に胆石ができることにより、激しい腹痛発作等が起きることがある病気です。
 太った人、ストレスの多い人、デスクワークする人に多い傾向があり、。男性よりも女性に多い病気です。
胆石は胆汁が何らかの原因で固まるのですが、多いときは数十個見つかることもあります。
 胆汁は脂肪の消化を助けるための消化液です。脂肪分の摂取量の増加に比例して、患者も増加しています。

【対策】
 胆石症そのものは、石ができることの総称ですので、できる場所によって原因が異なります。したがって、その場所に石ができた理由や、原因も含めて、総合的に対策を考える必要があります。
 緊急の場合には、内視鏡手術で石をつまみ出す処置が行われることもあります。


腹痛の症状その6
>みぞおち周辺の突発的痛み、背部痛、発熱、吐き気や嘔吐など

【原因】
 「急性膵炎」の疑いがあります。急性膵炎は膵臓から分泌される消化酵素が膵臓内で活性化してしまい、膵臓自体を溶かしてしまう病気です。この病気の原因は、アルコールの過剰摂取や、胆石症です。
 軽症だと短期間で回復しますが、重症だと多臓器不全をおこし、死に至る場合もあります。男性のほうが多い病気です。死亡率は9%程度と言われていますが、早期発見、早期治療が必要な病気です。

【対策】
 まず絶飲・絶食となります。食物をとることによって消化酵素の分泌を促進することを避けるためです。
 あわせて、腹部全体に炎症が広がるとともに、腸の動きが悪くなることから、水を飲むことも禁止となります。軽症であれば、絶飲・絶食を2、3日続けて治ることがあります。
 また、膵酵素阻害薬、抗生物質なども症状に合わせて投与されます。
 日常生活ではアルコール摂取、脂肪分の摂りすぎを控える食生活が必要です。


腹痛の症状その7
夜間・空腹時の腹痛、、胸やけ、吐き気、おう吐、吐血など

【原因】
 「胃潰瘍」の疑いがあります。胃潰瘍は、胃の粘膜が何らかの原因で消化液により炎症をおこし、胃の粘膜がただれたりして孔が開いた状態を言います。ストレスの蓄積や、飲酒、喫煙等が原因で発症することが多いようです。

【対策】
 ストレスを根本的な原因とする場合は、性格によるものもあるため、一度胃潰瘍にかかるとなかなか治りにくいとも言われています。それだけに、治療法は対処療法のほか心のケアも重要となってきます。


腹痛の症状その8
みぞおちの激しい痛み、胸やけ、黒色い便

【原因】
 「十二指腸潰瘍」の疑いがあります。これは十二指腸がなんらかの原因で消化液の影響を受け、炎症を起こすという、胃潰瘍と同じ病気です。いわゆるもっとも多いといわれている原因は、ピロリ菌です。原因の95%とも言われています。それ以外の下人としては非ステロイド系消炎鎮痛剤のエヌセイドです。この副作用により十二指腸潰瘍の多くが発症しています。
なお、胃潰瘍は40代以降に多く見られるのに対し、十二指腸潰瘍は10〜20代に多く見られます。

【対策】
 ピロリ菌の除去があげられます。まずは、ピロリ菌の検査が必要ですが、ピロリ菌が検出された場合は、医師に処方された抗生剤などの薬を1週間ほど飲ことになります。
 成功率は100%ではありません。また保険適用外であり、費用は2万円前後になります。

腹痛の症状その9
みぞおち・へそ部分痛み、そしてその痛みが右下腹部へと移っていく、軽い発熱、吐き気、おう吐、便秘など

【原因・対策】
 @「急性虫垂炎」の疑いがあります。つまり「盲腸」です。虫垂とは、盲腸の下端の10cmに満たないような管ですが、これが炎症を起こしたものが虫垂炎です。10代から20代に多い症状です。
 A「カタル性虫垂炎」:抗生剤投与による治療
 B「蜂窩織炎性虫垂炎」(ほうかしきえんせいちゅうすいえん):膿が虫垂内部に充満しているが、穿孔なし  の状態。但し、手術は不可欠となります。
 C「壊疽性虫垂炎」(えそせいちゅうすいえん):虫垂組織が壊死し、すでに穿孔があり、腹膜炎、膿瘍を伴  う状態。かなり進行していることから、緊急手術が必要となります。

腹痛の症状その10
側腹痛、突然の高熱、悪寒、ふるえ、腰痛、頻尿、排尿痛血尿など

【原因】
 「腎盂腎炎」の疑いがあります。腎臓にある腎盂、腎実質と腎杯が大腸菌等の細菌感染によって炎症を起こす病気です。女性に多く見られる病気です。
 感染経路は大きく3つに分けられますが、最も多いのは「上行性感染」であり、最近が外部から尿道をさかのぼることによる感染です。
 このほか尿道、膀胱、尿管などの周囲にあるリンパ腺からの感染である「リンパ行性感染」、体の別の感染部位から血液の流れに乗じた「血行性感染」があげられます。

【対策】
 細菌感染が原因であることから、抗生物質や抗菌薬による治療となります。適切な治療をすれば、長引くことはありませんが、腎盂腎炎に繰り返すと慢性化することがあり、腎不全に至ることもあります。
 このことから、再発を繰り返す場合は尿路の異常を疑って、泌尿器科や腎臓内科にかかるべきです。


このように、腹痛の症状は多様であり、原因も多様です。特に危険なのは突発的で激しい腹痛と発熱や吐き気、尿、便の変化など、複数の症状が突発的に起こる場合と考えられます。
「もう少し遅かったら、命が危なかった」という話は意外とよく聞く話です。腹痛の症状が起こったら、そして少しでも疑わしい症状があったら、「たいしたこと無かったら大げさと思われる」と考えず、医者にかかることです。
タグ:腹痛 症状
posted by 腹痛は懲りた at 23:59| 腹痛の症状はこんなにある | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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